好きこそものの上手なれ。磨いて伸ばそう飯の種
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好きなことは熱心に努力するから、どんどん上達する…という意味の「好きこそ物の上手なれ」。ボクが若い人たちを対象に講話する『努力しないで成功する三つのポイント』のひとつが、この<好きな仕事を選びましょう>なのです。好きなことなんですから、頑張れよと言われなくても頑張ります。努力しろと言われなくても努力します。関連する情報も積極的に収集し活用します。おまけに、好きなことを仕事にして稼げるんですから、普通以上に仕事に打ち込む。どうです。そういう人にあなたは勝てる自信がありますか?。まず無理でしょうね。
「下手の横好き…というのもありますよ」とじんちゃん。下手なくせに、その物事が好きで熱心なことを言うことわざなんだけど、それでもいいじゃないですか。好きなものがあるということは、心が豊かになります。毎日が楽しくもなります。好きな
ものが満喫できる喜びを楽しみましょうよ。で、好きなものにたくさん出会えるコツは奇心。アレッ?と、何かが心を刺激したらアレッ?を調べてみる。いいな〜と思ったら、それを手に入れて楽しむ。人・物・趣味・景色・味…なんでもいいんです。好きなものはひとつに限りません。世界は広いし、日本だって広いです。まだまだ出会っていない本当に好きなものに、好奇心させ持っていれば必ず出会えるし、新しい好きなもの発見もあるはずです。もちろん年だって関係ありません。じっくりと、いくつになっても楽しみましょうよ。好きなことを…。
ボクは好きなものが多すぎて、上手にもならなければ、横好きと呼ばれるほど熱心でもない、中途半端な好奇心のかたまりです。ハイ、今月も反省。 |
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腹は減っても戦は勝てるが、武器を持たなきゃ戦は負ける
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きちんと食事をとらないと、良い働きはできないという意味の「腹が減っては戦ができぬ」。<何をするにも充分な準備が必要です>という意味なんだけど、もっと大切なことは、勝てる戦はきちんと勝ち、負けそうな戦は避けること。ボクはその主義でしぶとく生き抜いてきました。でも、本音を言うとこれが難しいんだな〜。 「勝てそうか負けそうか、どこで判断するんですか?」と甚ちゃんが聞く。まず相手の情報を集め分析し、自分の現状と比較し勝てる可能性を算出するんですな〜。もし負ける可能性が高ければ、現状の自分に何をプラスすれば勝てるのか?。つまり武器を備える算段をします。それでも勝てそうもなければ?。戦わなくても済む算段をするべきでしょうね。勝つのと負けるのとでは、世間の評価は大きく違いますよ。勝つことの喜びは何度でも味わいたいけど、負ける悔しさは一度味わえば充分です。
ボクは広告の世界に入って最初に出品した作品で広告賞を受賞しました。当時のボクの実力と経験不足では、受賞は難しいと言われましたが、それを補って余り有るパートナーを選びました。つまり武器です。「素人がプロに勝った」と紹介され、ボクの評価は一気に高まり今日に至っています。それ以降?。肩書きはひとつあれば充分です…と人には言ってますが、本音を言えば戦いを避けてきました。このまま二度と出品しなければ受賞率は100%ですが、もし落選したら50%に下がるんですから…。自分の真の実力は、自分が一番良く知っていますよ。そこで、久しぶりの一句。
『勝てそうな 勝負を選んで 勝負する それでも人生 勝ったり負けたり』 |
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絵に描いた餅でも、それなりの人が描けば金になる
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絵に描いた餅は、どんなにおいしそうでも食べれないことから、話しや計画が素晴らしくても、実現しなけければ何の役にも立たないという例えの「絵に描いた餅」。確かに「絵に描いた餅」は食べれないけど、その絵を高く売り、その売ったお金で餅を買えば同じことなんじゃないの?。つまり、絵=プラン・叉は企画は、自ら実現させなくても、売れる価値のあるものならば、売るという方法もアリというわけ。世の中の常識や固定観念に縛られず、自分ならではの自由な発想に切り替えればビジネスチャンスはまだまだあるものなのですよ。
「世の中、そんなに甘くないよ」と娘が言う。確かに甘くはないけど、辛くもないですよ。常識だって時代と共に変化しているんですから。ボクの友人に、会社を設立し、会社の経営が軌道に乗ったら持株を高く売り、一生分のお金を稼いだ人がいます。「私は地位と名誉はいらないんです。だから、それを売って財産に変えました」と言っていました。大切なことは、従来の手法にこだわらず、自分の発想を信じ試してみること。世の中のありとあらゆることは、そうやって発展してきたんですから。ちなみにボクは企画屋ですから、企画力はあるけれど実行力はありません。それでも、ソコソコ楽しく生きて来れたのは、自分がたてた企画を自分で実行しなかったからだと思っています。でも本当は、めんどくさい事が嫌いなだけなんですが…。 |
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見得は切っても、張ってはいけない
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人前でいかにも自信があるようなことを言ったり、大げさな態度をとることを言う「見得を切る」。歌舞伎で、役者がその動きを止めて観客に強い印象を与えるアレ、アレですよ。それに対して、うわべを飾ったり体裁をつくろったりして、必要以上自分を良く見せようとするのが「見栄を張る」。聞かれる前に見得と見栄の違いを、うんちく風に言いますと、どちらも「見える」の連用形で当て字。<得>と<栄>の違い?。なんとなくイメージして下さいな。ちなみに、ボクは実力以上に自分を良くみせようという気はまったくないので、栄えたようには見せません。でも、成果が出たら話は別です。どうだとばかりに得たものは見せびらかしますよ。出なかったら?。もちろん、知らんぷりです。ハイ。…こんな感じで。
「芸人ですから、見栄も張りたいし見得も切りたいですよね」と甚ちゃん。「見栄を張るというのは、今は力不足かもしれないけれど、努力を重ね実力をつけて、どうだ…と見得を切れる芸人になりたいという意味なんです」と言葉を続ける。売れるか?売れないか?それだけで評価される芸人の世界。そんな厳しい世界で勝負する<だいまじん>だからこその意気込み。一般的には、後の事を考えたら見栄なんて張るもんじゃありません。『見得切れば反省に至り 見栄張れば後悔に至る』と言うくらいなんですから。そんなことわざあったっけ?ですって?。昨日まではなかったですよ。今日創ったんですから…。ハイ。 |
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大功を成す者は、衆にも謀り、協力を仰ぐ
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大きな事を成し遂げる人は、人の意見を聞いたり参考にしたりせず、自分の考えで事を進めるという意味の「大功を成す者は衆に謀らず」が元のことわざなんだけど…。親・兄弟ですら信用できなかった戦国時代じゃあるまいし、事を起こすときに、自分の回りの人にも相談できないようじゃ大功を成すどころか、普通の生き方もできないんじゃないの?。ましてや、普通の人が普通以上の大きな事を成し遂げたいと思うなら、それなりのブレーンを集めないと無理ですよ。よほどの天才ならともかく、一人でできることには限度がありますからね。
ボクが他の人より優れている点があるとすれば、異業種の友人が多いこと。各界で活躍している人、普通の人、普通じゃない人?、そんな友人たちと話した中味がボクの財産なんです。そこで得た貴重な情報やアイデアベースをボク流にアレンジし、仕事に生かしています。つまり、友人と飲んで・騒いでいることがボクの仕事でもあるわけで、飲み屋は会議室、飲み代は必要経費なのです。
「その理論、かなり無理がありませんか?」と<だいまじん>。そんなことありません。さすがに税務署はごまかせませんでしたが、家族は今でもだまされたままです。
「パパ、今日もお仕事で飲んできたの?ごくろうさま」な〜んてね。ちなみに、ボクの奥さんはボクがお酒を飲めないのに、仕事のために無理して飲んでいると思っています。素晴らしい勘違いに乾杯〜ィ。 |