格言 Proverb【じんのすけ×だいまじん】jinon.com

甚ちゃんの馬主仲間?企画屋孝太郎さんのページです。
企画制作会社を経営する孝太郎氏が元来の“ことわざ”や“格言”を
現代風に独自の視点でおもしろおかしくアレンジしてくれます。
page 17
page 16
page 15
page 14
page 13
page 12
page 11
page 10
page 9
page 8
page 7
page 6
page 5
page 4
page 3
page 2
page 1
格言top

赤信号、みんなで渡っても、罪は罪
 ビートたけしのギャグの「赤信号、みんなで渡れば、恐くない」をベースにしたものなんだけど、恐くなくても、交通違反なんですから、罪は罪。「みんなやってるじゃん」な〜んて言い訳も通用しないのです。
「甚之助さんとの出会いの話しが聞きた〜い」とのリクエストがありましたので披
露します。4〜5年前に電撃ネットワークの南部から「若手の芸人でブレイクしそうなのがいるんだけど」と、紹介されたのが甚之助。第一印象は芸人らしくない芸人さん。仕事の話しは「ライブを見て下さい」で終わり。後は普通の話しで終始しました。ボクは初対面のとき、その人の将来が見えることがあります。占い師ではないけれど、これが当るんだな〜。甚ちゃんの場合…?。本人には内緒ですが、今よりもっとブレイクしますよ。ちなみに、甚ちゃんを紹介してくれたのが、電撃の南部。その南部を紹介してくれたのが、コント赤信号の渡辺と小宮。縁とは不思議なものです。数年後、甚ちゃんが誰を紹介してくれるのか楽しみです。
 オマケの一句は某俳優さんと飲んだときの話しから…。くだらねえぞ〜。
『二枚目俳優 家に帰れば 普通のオヤジ。ジャージでゴロ寝 鼾にオナラ』

八回起き上がる根性は認めるが、七回も転ぶのは見込みなし

 何度失敗してもあきらめることなく頑張りなさい…という「七転び八起き」が元の句。確かにそれで成功することもあるかもしれないけど、同じ失敗を7回もするのはその才能が無いということだと思う。人は今日までに見たこと、聞いたこと、学んだこと、体験したことで物事を判断している。と言うことは、経験を積み重ねることで、キミたちはさらに大きく進化もするし、未知の才能に気付き、発揮されるかもしれない。7回もダメを出されたことはスッパリあきらめて、新しい可能性にチャレンジしてみようよ。大切なのは好奇心だと思う。好奇心があるうちは、まだまだ新しい自分が発見できるかもしれないよ。
 「俺、まだ眠っている才能があるような気がするんだけど」と言ったら、そんなものナイと娘が言う。「今頃見つけてもしょうがないでしょう?」と甚之助。キミたち甘いね。若い頃に開花する才能と、年輩になって開花する才能があるんだよ。「何をしてもいいけど家族に迷惑かけないでね」「後輩にもね」ときつい返事。よ〜し、見せてやろ〜じゃないの、オジサンパワー。で、自ら応援の一句。
『体力は残念ながら一歩劣るが まだまだ負けない 知力と気力』=孝太郎


能ある鷹は、爪を隠さず威嚇する。勝負は避けても、チャンスは逃さず

 元の句は「能ある鷹は爪を隠す」。本当に実力のある者は、必要の無いときにはその力を見せない…という意味なんだけど、今の世の中、それでは通用しませんよ。自然界は弱肉強食。鷹にとって爪は、生きていくために必要な食料を捕るための大切な武器だよね。それを隠すということは、逆に余計な争いを増やすということになるんじゃないの?。あいつ武器を持っていないから今なら勝てる…なんてね。無駄な勝負は極力避けて、いざというときのチャンスは逃さない。それが勝ち抜くコツ。
 「私達だって、毎日、戦争しているようなものよ」と娘が言う。学生時代は成績を争い、社会に出れば出世争い、結婚すれば夫婦で主導権を争う。「ボクたち<だいまじん>も毎日、芸という爪を磨き戦っています」と甚之助。夜の東京の某公園でネタ合わせをしている<だいまじん>を何度か見かけた。現状よりも少しでも上に上がろうとすれば、それなりの努力が必要なのだ。ボク?。ボクは自分の才能の範囲で、無理せず人生を楽しむ主義ですから。おまけの一句は企画屋流・人生訓。
 『努力して、最上級を目指すより、このくらいかなオラが春』=孝太郎。


相撲に負けても、勝負に勝とう。どうせこの世は結果主義

 相撲の内容では相手を圧倒していたのに、勝敗のうえでは負ける「相撲に勝って勝負に負ける」が元の句。勝負弱い人を例える句なんだけど、多いらしいですよ、こういう人。ボクの場合はこの逆。実力もないのに不思議と勝負に強い。賞に応募しても落選したことないし、受験や試験のたぐいも一発勝負に勝ってきた。つまり<要領の良さ+ラッキー=結果オーライ(別名:まぐれ)>だけなんだけどね。『まぐれでも、何度か続けば、それも実力』なんてことわざなかったけ?。あるわけないよね、いま創ったんだから。でも、世の中は結果で評価するから、例えそれがまぐれでも、それなりに評価されるものです。
 「売れても実力がなければ一発屋で終わるし、売れなければ実力を見せるチャンスもない」と甚之助。テレビやラジオに出ていても、お笑いのライヴにこだわるだけに実感がこもっている。「人気より実力を付けたい」とも言う。確かにそうかも知れない。真の実力がなければ生き残れない世界なのだ。俺?。俺には<まぐれの神>という強い味方がついてます。少なくても今日までは。そして、明日以降も。多分…。


玉の輿、乗れば人生ラクになる

 元の句は、昔の貴人の乗り物=輿から、普通の暮らしをしてきた女性が金持ちの妻になることの例えの「玉の輿に乗る」。羨まし〜い、の代名詞みたいなものです。
 別に金持ちじゃなくてもいいんです。時代は変化していますから<玉の輿>も種類が増えました。例えば家持ち。これはラクですよ。なにしろ家賃がいらないんですから…。家賃の分だけ毎月、余裕が生まれます。身近では、子供の頃からのオモチャのコレクターが<お宝ブーム>で大金持ちになったという例もあるし、去年の田中さんも21世紀の玉の輿…かな?。
 「私の友人で大学生なのに年収2千万以上も稼いでいる人がいるよ」と娘。「何している人?」と甚之助が聞く。「パソコンでゲームを創っているんだけど、本人は暇つぶしだと言っている」。趣味が収入に変わる時代なのだ。玉の輿はそこいら中にありそうですな〜。それにしても暇つぶしで2千万円。こちらは暇がないほど働いても負けている。まっ、いいか。
「玉の色は人の数だけ。輿の種類も人の数だけ。どれを選ぶか、運次第」