心頭を滅却しても、熱いものは熱い
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『心頭』は心で、『滅却』は消えてしまうという意味。心の雑念を払い無念無想の境地に達すると、例え火の中でも涼しく感じられるという「心頭を滅却すれば火もまた涼し」が元の句。転じて、どんな苦難も心の持ちかた次第では、苦難とは感じなくなるという教えなんだけどね、苦難は苦難、熱いものは熱いんです。人生は我慢比べじゃないんだから、そうなる前に知恵を使いましょうよ。例えば、苦難に陥らないように英知を尽くす。それでも苦難に陥ったら、被害を最小限度に食い止める工夫。尤も、英知の限りをつくし乗り越えなければならない困難や苦難なんて、めったにあるもんじゃないと思うし、もしそういう状況に陥ったとしても、「人生はそんなに甘いもんじゃないよ〜って、神様がボクを試している」とでも受け止めて、人生の試験でも受けるくらいの軽い気持ちで頑張っちゃいましょうよ。でもね、不思議なことに困難や苦難はそういう人を避けていくらしいですよ。たぶん…?。
「だいちゃんのナレーションの仕事が決まりました。テレビ埼玉も週一のレギュラー決定です」と、じんちゃんから連絡があった。嬉しいな。ボクたちはお互いの苦労話はしたことないけど、人よりも上に行く・成果を出すということは、それなりの努力や苦労はあるはず。<だいまじん>は、その苦労を顔に出さないし話さない。そのほうが良い。ボクは子供の頃から、苦労とか努力を自覚しないタイプらしく、どんな状況でも楽しんでしまう得な性格なのです。だから、きつい状況に陥ると逆に張り切っちゃうんですよ。企画屋は只今、張り切り真っ最中。と、言うことは…?。 |
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百聞の価値を知れば、一見の価値も高まる
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人の話を百回聞くよりも、自分の目で実際に一度見たほうがはるかに確実であるという『百聞は一見に如かず』。『聞いた百より見たひとつ』とも言います。確かにそうなのですが、何から何まで見るだけの時間の余裕ありますか?。文明が発達した21世紀なんですからもっと効率の良い発想をしましょうよ。見る価値のあるもの・見る価値のないものの選別もそのひとつ。インターネットやテレビ・専門誌など、情報はいくらでもあります。中には聞くだけでも充分役にたつ情報もありますよ。誰にでも平等に与えられたもの、それは<体はひとつ、一日は24時間>。財布の中味は個人差がありますが、それも工夫次第で増えたり減ったりするはず。これらをどう使いこなすかで人生が面白くもなり、つまらなくもなります。
五感で味わうものは、体験した人じゃないと判らないですよね」とじんちゃん。「番組の企画で、ラーメンを食べ歩いているんですけど、リポートするの難しいです」とも言う。そりゃあそうです。五感で味わうものは、あんな感じ、こんな感じ…と説明されても、イメージとしては理解できても、実感できないもんね。でも、判断の材料にはなりますよ。例えば、ボクの趣味の<日帰り温泉の旅>の温泉を選ぶ基準はインターネットだし、観光名所は旅行雑誌。そして、地料理や地酒は、専門家のお薦め情報と地元でのリサーチ。集めた情報は、ボクのその日の気分でランキングにし、ベストワンを楽しむことにしています。月に一回の旅ですが、たくさんの情報から厳選した旅だから、中味は充実してますよ。みなさんもどうですか?。<百聞の情報で選んだ、一見の旅>。ちなみに、ボクが選んだ<関東圏の日帰り温泉施設・ベストスリー>の一位と三位は、じんちゃんが紹介してくれた栃木県の温泉です。場所は教えません。ボクは空いている露天風呂が好きなもんで…。 |
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多芸は無芸…は昔の話し。時代は変わった、多芸も才能
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多くの学問や芸事に通じていると、どれもが中途半端で結局は才能が何もないと同じ事だという「多芸は無芸」。余計な事に気を取られずに、ひとつの事をしっかりやりなさいよ…と、子供の頃に教わった<ことわざ>だけど、時代は変わりました。今は、可能性があるなら何にでもチャレンジする『多芸も才能』の時代なのです。世界一を競うオリンピックでも、異なる競技でメダルを獲得している人がいますよ。ということは、普通人のボクたちだって、ありなんじゃないの?『多芸も才能』という考え方。人生長いんだから、好きな事だってどんどん増えてきます。好きな事がたくさんあるということは、それだけ心豊かに生きられると思うのですが…。
「ボクたちお笑い芸人の領域にも、本職じゃない人が進出してきてますからね」と、じんちゃんは言うけど、逆にお笑い芸人がCDを出しヒットチャートを賑わすし、じんちゃんだってラジオのパーソナリティをしているしね。好きな事にはどんどんチャレンジし、新しい可能性を積極的に探りましょうよ。
毎年テーマを決めて一年間チャレンジするボクの<自分発見企画>も、日帰り温泉・お香と癒し系が続いたので、今年は落語の原作を書くことに決めました。友人の落語家・桂幸丸師匠のアドバイスをもらいながらの挑戦。コピーライター出身なので、書くことは好きなのですが、これが結構いけそうな予感。年内には聞けるかもしれませんよ。ボクが創った落語を、プロの落語家さんが高座で話すのを。結果が出たらこのコーナーで大騒ぎします。出なかったら?。他の話題で盛り替え?ます。 |
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四面楚歌でも諦めない。まだ、天がある。地もある
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敵の真只中で孤立し、周りは敵ばかりの状態を意味する「四面楚歌」。前後左右はそうかもしれないけど、あきらめるのはまだ早い。上を見れば天があり、下を見れば大地があります。それに前後左右だって、敵の後方に味方がいるかもしれないしね。中小企業の経営者の方々との懇親会で聞いた話の中にもありましたよ、土壇場での大逆転。大逆転なんですから常識なんて通用しません。その証拠が宝くじ。当たる可能性は限り無くゼロに近いと言うかもしれないけれど、ボク流の言い方に変えれば、100%の確立で、誰かが当たるんですから。誰かが、誰かは知りませんけどね。もしかしたらボクかもしれないし、これを読んでいるアナタかもしれませんよ。
「生きていく上で大切なものは、天と地からの恵みですからね」とじんちゃん。さすが栃木県黒羽町出身。そうですよ。なにしろ天からは太陽がサンサンと降り注ぎ、時には雨も降る。地には草木があり花も咲けば実も茂る。そこに工夫が加われば、衣・食・住はなんとかなりますもんね。東京生まれで田舎育ちのボクとしては、天と地は大いなる味方と信じているんです。
「それにしても、宝くじで例えることないでしょう?」と娘が言う。新年早々かたいこと言わないの。宝くじ=大逆転。この『ビタミンことわざ』を読んでいる人の中にも、年末ジャンボ宝くじが当選した人がいるかも知れませんよ。なにしろボクの文章には、人を幸福にするビタミン効果があるんですから。高額が当たった人はじんちゃんに御連絡を。そのお金の一部で人生の大逆転を祝してドンチャン騒ぎしましょうよ。ヨッ!億万長者。ゴチで〜す。
『宝くじ 当たって悔しい 三百円 リッチな夢は 今年も年越し』 |
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時は金なりと言うけれど お金は増減するが 時間は減るだけ
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刻々と過ぎ去る時間は、お金と同じように貴重です。時間を大切にしましょう…ということわざの「時は金なり」。ごもっとも。どちらも貴重です。でもね、大きな違いがひとつ。お金は残せるけど時間は残せません。言い変えれば、時間は誰にでも平等に与えられるけど、お金は平等ではないよね。例えば、親がお金持ちと貧乏では、生まれながらにして大きな差があります。このハンディは大きいですよ。貧乏な家に生まれた人が、頑張って自力で追い付くには、長期の時間と膨大なエネルギーが必要です。やっと追い付いたよな〜と思う頃には、それを活用する残りの時間もなかったりして…。まあ、あくまでも貧乏育ちのボクの体験的見解です。ですから、この件に関しては異論・反論は認めませ〜ん。
「お金も時間も、使い方次第で人生が変わりますよね」とじんちゃん。だから、時間もお金も自分の価値観で使いたい…と言う。ボクはお金も時間も、それほど意識もせずに生きてきたけど、最近は少し考えるようになりました。特に時間。残された時間が見えてくると、誰もが結果を急ぐんですよ。でも、自分の時間なんだから、残りの時間なんか気にしないで、最後まで好き勝手に使いたいと思うのですよ。62歳になるボクの先輩が、ロボットの制作にハマっています。独学で一年かけて、少し踊れるロボットになりました。完成のメドはたっていないそうですが、羨ましいほど有意義に時間を楽しんでいます。勝手気侭に、自由自在に。そうだ、2005年のボクのテーマは『自由自在』にしよう。こんな感じで…、マイペース優先。
『何ごとも 勝ち過ぎもせず 負けもせず 自由自在に 余裕少勝』 |