格言 Proverb【じんのすけ×だいまじん】jinon.com

甚ちゃんの馬主仲間?企画屋孝太郎さんのページです。
企画制作会社を経営する孝太郎氏が元来の“ことわざ”や“格言”を
現代風に独自の視点でおもしろおかしくアレンジしてくれます。
page 17
page 16
page 15
page 14
page 13
page 12
page 11
page 10
page 9
page 8
page 7
page 6
page 5
page 4
page 3
page 2
page 1
格言top

二足の草鞋で収入2倍。人生2倍、楽しめる

 表の仕事の他にそれとは別の仕事をする「二足の草鞋を履く」が元の句なんだけど、昔はヤクザで十手持ちので例えられるように、あまり良いイメージはなかったよね。最近はちょいと違うようです。趣味や才能がお金になる時代だもんね。ボクの回りにも結構多いですよ。銀行員でシンガーソングライター。サラリーマンで作家。酒屋の店主で英会話教師。お笑い芸人でホームページクリエーター…。2つの仕事があるということは、2つの世界があるということ。苦労も楽しみも2倍楽しめるということなのです。<人の2倍働き、人の2倍稼いで、人の2倍楽しむ>が企画屋流の生き方。ボクは、現在進行形で人生を2倍・満喫しています。
 「趣味や才能がない人は?」と娘が聞く。シンプルに考えようよ。例えば、いらなくなった物はフリーマッケットで売る。読み終えた本も専門店に売る。インターネットを活用すれば我が家のゴミもお金に変わります。これも才能のひとつなのでは?。「私の笑顔もお金に変わる?」ニコッと笑って娘の手が出た。ハイハイ、今年も娘に弱い父親でした。自己反省。

溜まるほど汚いのは金と塵?。お金だけは、溜まると嬉しい

 塵や垢が溜まれば不潔になるように、お金も溜まれば溜まるほどお金に汚くなるのが人間。欲望にはきりがない…という意味の「溜まるほど汚いは金と塵」。
 ボクは、あいにくと最小限度の欲望を満たす程度のお金しか持ったことないもので、素直にお金は溜まれば嬉しいですがね。
 「お金は多すぎても汚くなるかもしれませんが、少なすぎても汚くなりますよと甚之助。「普通が一番よね」と娘。その普通を維持するのが難しい。イザというときのために多少の貯えも欲しいし、たまには豪華に遊びたい・旅行もしたい…。「それ、普通じゃないですよ」と甚之助が言うと「パパは普通がわかっていない」と、いつものパターン。そろそろくるぞ、恐怖のおねだり。「中途半端に残すからいけないんだよ。パパがお金に汚くなるの見たく無いから、私が使ってあげる」。残念でした。中途半端に残してあるのは、娘よお前の結婚資金だけだよ。それでも使うかね、ムフフフフ。


転ばぬ先の強〜い、味方を持ちましょう

 元の句は、失敗しないように前もって準備や注意をしましう…という意味の「転ばぬ先の杖」なんだけど、杖を持ってたって転ぶときは転びますよ。つまり、準備や注意したって転ぶときは転ぶ。転んだ後にどう対処するのかが、大切なんじゃないの?。
 「強い味方って、やっぱりお金かな?。失敗したってお金で解決できるし、弁護士でも医者でも優秀な人を選べるしね」と言う娘に甚之助が反論した。「現実はそうかもしれないけれど、夢がないね。せめて会話くらい理想を語ろうよ。例えば愛とか、友情とか」。お笑い芸人には珍しく真面目な甚之助と、我がまま娘では話が噛み合わない。「パパはどう思う」とふられて、つい本音の「お金かな?」と答えた。「でしょう。味方は大切にしないとね」と娘の手。「ボクも味方です」と甚之助の手。な〜るほど。敵か、味方か、金次第。まるで時代劇だね。


ただより高いものはない?。それでもいいから、ただでくれ

 ただで物をもらったり、理由のない好意を受けたりすると、返礼をしたり、無理なことを頼まれたりして、かえって高くつくという意味なんだけどね。好意はありがたく頂戴しますよ、ボクは。返礼は気持ちだけにいたします。無理なことは…、無理です。ハイ。
 「ただは、ただなんだから、高いも安いもないですよね?」とボケをかました<だいまじん>の甚之助。「ただでも、有り難迷惑っていうのもあるわよ」と娘。そう言われてみればそうだ。欲しくない物は買わない。ただでもいらない。これ基本。「でも、ただなんですよ」「欲しい物をただでくれるなら、素直に有難うって言えるけどね」「欲しい物はくれないでしょう?」「だったら、いらない」ふたりの会話は続く。厳しい芸能界で戦う甚之助と、我がまま娘との差か?。
 「世の中はギブ&テイクだけど、どんなテイクを期待するかは人それぞれだからなあ」とボク。「娘の笑顔なんて、どう?」しまった、娘の計略にはまったらしい。その証拠にニコッと笑って手が出てきた。


良いことは『2度あることは3度ある』。失敗が続いたら『3度目の正直』

 2度続いて起きたことは、もう一度起きる可能性が高いという意味の「2度あることは3度ある」。何事も、一度や二度は失敗して当てにはならないが、3度目ともなれば当てにしても良いという意味の「3度目の正直」。正しい意味を知ったうえで、都合良く使おうよ。そのためのことわざなんだから…。
 「ボクたちの最初のライブは満員。2度目も満員。ということは、今度も満員になるということですか?」と第3回目のライブを企画中の<だいまじん>の甚之助。その気持ち、わかりますよ。ことわざは予言じゃないけれど、そう思い込み努力をすれば成果は出ます。たぶん…。
 「まぐれも3度続けば実力かな?」とボク。「まぐれは余計でしょう」と甚之助。隣で話しを聞いていた娘が「甚之助さん、努力を忘れると『仏の顔を3度まで』になりますよ」だと。甚ちゃんおもわず反省。初心に返って頑張ります…だとさ。言うことまでボクに似てきた。マズイ。